ロードバイク初心者が感じた“車の怖さ”とレーダーテールライトの必要性
ロードバイクを始めたばかりの頃、何より怖かったのが「車の接近」でした。
特に最近は、ハイブリッド車や電気自動車など音の静かな車が増えていて、後ろからスッと近づかれても気づかないことが多々あります。
その結果、自然と白線ギリギリを走ってしまいがちに。でもそれって実は危険で、白線の外側には小石やガラス片などが溜まっていて、パンクやスリップの原因になるんですよね。
この「気づかない不安」と「走行ラインのリスク」を一気に解決してくれたのが、レーダーテールライトというアイテムでした。
iGPSPORT SR miniを選んだ理由
比較したレーダーテールライト一覧
購入前には以下のレーダーテールライトを比較検討しました。
※比較した機種の中で最も優れている要素を黄色いマーカーで、最も劣っている要素を青いマーカーで記入してみました。
製品名 | 製品画像 | 価格 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
iGPSPORT SR MINI | ![]() 画像引用元: iGPSPORT公式サイト | 約13,750円 (税込み) | 最大160m先の車両を検知 可視角220°、最大30ルーメンの明るさ IPX7防水、USB-C充電対応 本体重量 約48g (最軽量)※実測値 本体サイズ(縦×横×厚み) 77 × 37 × 19mm ANT+およびBluetooth対応で、他社製サイコンとも連携可能 |
iGPSPORT SRTL SR30 | ![]() 画像引用元: iGPSPORT公式サイト | ¥14,212円 (税込み) | 最大150m先の車両を検知 可視角220°、最大65ルーメンの明るさ IPX7防水、USB-C充電対応 本体重量 約69g 本体サイズ(縦×横×厚み) 99 × 39.7 × 20.3mm ANT+およびBluetooth対応で、他社製サイコンとも連携可能 |
Cycplus L7 | ![]() 画像引用元: CYCPLUS公式ストア | ¥17,299円 (税込み) | 最大160m先の車両を検知 可視角220°、最大40ルーメンの明るさ IPX6防水、USB-C充電対応 本体重量 約67g 本体サイズ(縦×横×厚み) 76.5 × 37 × 25mm ANT+およびBluetooth対応で、他社製サイコンとも連携可能 |
Magene L508 | ![]() 画像引用元: CYCPLUS公式ストア | ¥16,790円 (税込み) | 最大140m先の車両を検知 可視角220°、最大85ルーメンの明るさ(比較の中で最も明るい) IPX7防水、USB-C充電対応 本体重量 約65g 本体サイズ(縦×横×厚み) 94 × 38 × 25mm ANT+およびBluetooth対応で、他社製サイコンとも連携可能 |
Bryton Gardia R300L | ![]() 画像引用元: Bryton公式サイト | ¥18,480円 (税込み) | 最大190m先の車両を検知 可視角220°、最大73ルーメンの明るさ IPX7防水、USB-C充電対応 本体重量 約67g 本体サイズ(縦×横×厚み) 97 × 40 × 20.9mm ANT+およびBluetooth対応で、他社製サイコンとも連携可能 |
どれも機能面では十分だったんですが、サイズ・重量・価格は文句なくSR MINIに軍配が上がりました。
デザインは賛否が分かれるところだと思いますが、僕の中ではライト以外の不要な部分が極力少ないSRMINIのデザインに一目惚れしました。一見するとレーダー付きではない普通のテールライトと分からない見た目がとてもスタイリッシュだと思いました。
SR miniが圧勝したポイントとは?

iGPSPORT SR mini。
選んだ決め手は以下のとおり:
- サイズ:約70mm(実測)
- 重量:48g(実測)
- デザイン:レーダー感が目立たないスマート設計
- 見た目:縦長ではなくライトとして自然
特に驚いたのは、レーダー付きとは思えないほどコンパクトなデザイン。見た目は普通のテールライトそのものなので、「ゴツさ」ゼロ。これは玄人も納得の美しさだと思います。

実際に100km走って感じたSR miniの使用感レビュー
郊外ライドで信頼感が激増した
郊外の比較的交通量が少なめな道を100kmほど走りましたが、その中で何度も「SR miniが先に気づいてくれた場面」がありました。最初は「ホントに?」と半信半疑で後ろを振り返っていたんですが…
今ではもう完全に信頼していて、ノールックで避けられるようになっています。
こうなったらもうレーダーライトが無かった頃には戻れません。
例えるなら「自動車のバックモニターに慣れた人が、それなしの車に乗ったときの不安」と全く同じ。もう無しでは怖くて走れない存在です。
装着感・外観・ライトの性能も◎

- 固定具がしっかりしていてガタつきなし
- マットな質感でチープ感ゼロ
- 発光パターンが豊富で昼間でも十分な明るさ
「デイライトとして日中使える」っていうのは、かなり安心材料。
トンネルや逆光の場面でも後続車へのアピール力は抜群でした。
スマホ連携&サイコンとの連動機能が便利すぎる!
iGPSPORT SR miniは、スマホアプリとiGPSPORT製サイコン「Binavi」とスムーズに連携します。
スマホアプリでできること
- ライトモードの設定変更
- オートスリープ機能の時間設定
- サイコンシャットダウン連動ON/OFF設定
アプリ内のガイドは英語表記ですが、UIが直感的なので困ることはありませんでした。
惜しいのは「サイコンの電源ONでSR miniも起動」の自動連動がない点。でも逆に「OFF連動」はあるので、使い終わったあと電源を切り忘れることはありません。

Binaviとの相性抜群
- サイコン左ボタンで即モード変更
- 停車中(信号待ち)でもすぐライト切り替え
- デバイス管理画面からセンサーもまとめて確認可
今後は外の明るさに応じて自動でモードが切り替わる機能がついたら100点満点かと思います。
でも僕みたいに昼間メインの人なら、今のままでも全く問題ないです。
デメリット・気になった点も正直にレビュー
交通量が多いとアラート多め
幹線道路では「ピッピッピッ…」とアラート連発になりがち。
音量調整機能は現在アプリ上に見当たりません(※2025年5月現在)。アップデート対応を期待したいところ。
側道の車にも反応
これは逆に「誤検知」ではなく「過検知」かも。側道を走っていても、本線の車をしっかり拾ってくれるので、「そこまで見てるのか」と信頼感はむしろアップしました。
こんな人にはぜひ使ってほしい/合わない人は?
初心者こそ安全装備に投資すべき理由
自分みたいな初心者は、つい後ろが気になって何度も振り返りがち。
でもその一瞬が事故につながることもあります。
SR miniがあれば、安全確認のストレスが激減。
そのぶん前をしっかり見て走れるし、気持ちの余裕も生まれます。
ロングライド派は要注意かも…

ライト+レーダーでの通常通り(デイフラッシュ)使った時の持続時間は約7時間なので要注意。ただしロングライドを良くする人も以下のように使い分けると良いと思います。
- 日中は単独レーダーモードを使用して夜だけライトをONにする
- 休憩中にモバイルバッテリーで充電する
- 安いライトをもう一つ用意する
詳しく説明します。
- 単独レーダーモードを利用することで視認性の高い日中はレーダーのみを使用し、視認性が悪くなってきたらライトをオンにするやり方です。どうしても充電切れが気になる場合はロングライドの時だけレーダーをOFFにしてしまうというのも一つの手だと思います。
- モバイルバッテリーでの充電はもちろんtype-c接続が可能なので他のタイプc接続の機器(iphoneなど)と繋いで給電する方法もあるのでtype-Cのコードさえ持っていれば心配はかなり減ると思います。
- これを言ってはおしまいかもしれませんが、僕にとってはロードバイクを乗るうえでレーダー機能は必需品だと思っています。その点で言えば充電切れを起こす心配があるなら安いテールライトを別で持っておいても重量的にもサイズ的にもそこまで負担のかかるものでは無いのかなと思います。※何十グラム単位で軽くしたいガチ勢の人達にはごめんなさい。
普段はこのライトだけで運用し、ロングライドになったら安心のためにもう一つ持って行くという選択肢もありかと思います。
まとめ:iGPSPORT SR miniは“買い”なのか?

- サイズ:7cm(実測)
- 重量:48g(実測)
- 価格:13,750円 ※僕は発売すぐに購入したので割高でした【14,599円(泣)】
このサイズ・機能・信頼性でこの価格。
もうコスパ面やサイズ、重量、どこをとってもバランスがいいです。
充電持ちだけ少しロングライド派は気になるかもしれませんがサイズとバッテリーはトレードオフなのである程度仕方ないかとは思います。
個人的満足度は★★★★★ ※5段階評価
初心者でも玄人でも、「後方の不安」を軽減したい人には間違いなくおすすめできます。
最後に
自転車の事故は年々増加しています。
レーダーライトをみんながつけていたら事故が減るということもそうですが、車を運転している人はとても助かると思います。なぜなら運転手が自転車を右から抜く時「気づいてなくて突然右にでてきたらどうしよう」と思っているからです。
レーダーライトを使用することは自分の安全だけではなく、運転手の安心にも一役買ってくれる。そんな商品だと思います。
この記事を読んでみなさんがより安全にロードバイクを楽しんでもらえると、とてもうれしいです。
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